心の平穏を取り戻す~水ぶきの効果~

日々の生活に必死で余裕がなくなってしまう
悩んでしまって心が疲れ果ててしまう
心が休まる時間がない

そんなことってありますよね。
そんな時には掃除をする気力なんてわかなくなってしまうものですが、
それでも掃除をする利点と、少ない労力から取り組めるやり方をお話したいと思います。

掃除に関するハックや効能の紹介は数多くありますが、本日は「水ぶき」を薦めたいと思います。

◆なぜ掃除をするか◆

心の平穏を取り戻すという観点で3つの効果があります。

①自己効力感
掃除をすることは、周囲の環境を変えることになります。

自身が主体的に動いて影響を及ぼし、環境を良く変えることで自分は変えられる、周囲をコントロールできると自分に示すことが出来ます。

②衛生面
虫が発生していたりカビが生えていたりすれば一目瞭然ですが、
そうでなくとも掃除がされていない環境では目に見えない悪影響が発生します。

ホコリがたまればハウスダストやダニなどによる様々なアレルギー症状が発生しますし、花粉も室内に入ってきて症状を引き起こします。
汚れた箇所が劣化することで臭いなどの元にもなります。

病気には至らずとも、小さなストレスや身体への負担が蓄積されることになります。

③自分の領域
掃除をしている間は、外部の仕事や人間関係といった悩みは関係がありません。

掃除をすることに自分の行動と意識を傾け、場を自力でコントロールすることになるため、外部の事柄から心理的にも、環境的にも影響を受けない自分の領域となります。

自分の管理下で、心身を守ることが出来ます。

◆水ぶきの何が良いか◆

水ぶきが箒や掃除機以上に効果がある点には以下の点があります。

・水ぶきをした場所は必然的にものがなくなってすっきりする
・積もったホコリやこびりついた汚れがなくなり、磨かれたことによって床が光って見える
・掃除機等と違いホコリを立てないので、空気が汚れない。さらに木の床であれば木のにおいがするようになり、周辺の空気が浄化される

このように物理、見た目、臭いまで綺麗になるため、五感で掃除が出来たことを感じられます。

◆やり方◆

水ぶきといいましたが、アルコールティッシュでふき取るだけでも良いです。
アルコールティッシュを常備しておけば、掃除機を出すよりもずっと簡単に取り掛かれます。

部屋をすべてやろうとすると、その前に片づけが必要になり大仕事になりますが、
一部だけでもやると、やった空間が見違えるように綺麗になります

例えば
台所の水ぶきをすれば食べ物が清潔で健康的に見えるようになります。

玄関を掃除すれば入り口だけは人を招いても恥ずかしくない場になります(部屋のほうは見ません)。

布団周りであれば、寝るときにホコリによる目や鼻、のどへの刺激が減り、快適に眠れるようになります。

◆◆◆

いかがでしょうか?
今PCやスマホを見ている周りの床やテーブルからでも効果が実感できます。

目に見えない見えないストレス源がなくなって気持ちがよくなりますので
是非お試ししてみて下さい。

身体の機能を呼び覚ます~WIM HOF METHOD~①

突然ですが、身体の眠っている機能を呼び覚ます体験をしたことはあるでしょうか?

例えば
ジョギングをしたら、体中に酸素がめぐって気持ちよくなったり
休日に山に登ったら、見える景色がとても鮮明にうつったり

普段使っていない身体の機能を使うことが出来ると「生きてる」と感じます。
私はそうした瞬間がとても好きですし、体験するときっとハマる人はハマると思っています。

今回は私が得たそうした体験の一つについて話します。
きっかけはとある記事を目にしたことでした。

その記事ではある男性がパンツ一枚でエヴェレストに上り、凍った海の下に潜る様子が書かれていました。
その男性の言葉です

WHAT I AM CAPABLE OF, EVERYONE CAN LEARN.

どうやらメソッドとして、耐寒能力を鍛える方法を提唱しているそうでした。
その名も「WIM HOF METHOD」

今回はこのメソッドを試した際の経験を書きます。

◆◆◆◆◆

WIM HOF METHODとはざっくりまとめると

・氷水に漬かる訓練
・呼吸法
・精神統一

この三点によって体温をコントロールし、寒冷な環境にも耐えることが出来るようになるという理論です。

公式サイト
Welcome to the Official Wim Hof Method Website

ちょうど真冬だったので、氷水並の冷水が出るシャワーで試してみました。

◆◆◆◆◆

①全身が驚いて反射で逃げる。

初めは、一瞬浴びるだけで苦痛を感じ、反射的に体が引いてしまいました。
中々浴びれなかったため、温かいお湯から徐々に水温を下げていった所、なんとか順応しました。
しかし水温を下げていくうちに体ががっくがくに震えはじめ、腕が20センチくらいの幅でがくがく勝手に動きはじめました。
驚きです。

そこで冷たさを受け入れるべく、全身の力を抜き、深く呼吸し、心を落ち着かせてみました。
苦痛に感じていたのは体の防衛反応によるところが大きかったのか、落ち着けば苦痛は治まり、ただ冷たさを感じるのみになりました。
それ以降は浴び続けることが出来るようになりました。

②単純に、痛い

浴び続けられるようになると、当然ながら浴びている部位の体温が急激に下がります。
冷たいという感覚はなくなり、当てている部位の奥から本格的に痛みを感じるようになりました。
この痛みには耐えつづけられなかったので、シャワーを当てる部位を変えつつ5分程で終了。

◆◆◆◆◆

さてこうしてみるとただ冷たさに苦しんだだけに見えますが、色々驚くような発見がありました。

まず、浴びている最中の体温の維持について
冷たい水を浴びた後にすぐに身体が温まってきます。(真冬なので、風呂場の室温も低く、普段は寒い環境です)
少し水を途切れされるだけでどんどん身体が温まっていくので、こんなに熱量を持っていたのか!?と驚きました。
氷水のような水を頭から浴びても、足につく頃には温かくなっていたことも驚きでした(浴び続けると熱量が冷たさに負けました)

次に、シャワーから出た後について
普段ならばかなりしっかり温まらないと寒いのですが、シャワーから上がった後もしばらくは体から発する熱量が大きく、
全く寒くありませんでした。むしろ温かいと感じたためしばらく服を着ないでいた程でした※室温は10℃程です

熱を発する能力がかなり呼び覚まされていたことを大いに実感することが出来ました。

◆◆◆◆◆

さてこの経験ですが、なぜやってみたいと思ったでしょうか?
それは自分の身一つでどこまでいけるかを試したいという気持ちがあるためです。
次回は、真冬の八ヶ岳でWIM HOF METHOD を試した体験を綴ります。

つづく。